くもり時々はれ
網膜色素変性症「常に活性化」に心がけて。
私も含め網膜色素変性症の方々の症状あるあるです。
- 薄暗いところが見えにくい。
- 太陽や明るすぎる照明は眩しすぎて辛い。
- 外出時、サングラスをしているが、建物などの影に入ると、暗くなるので一瞬にして見え辛くなる。
- 天候により、サングラスの色度を変えなければならない。
- 足元が見えにくいため、よく物に躓く。駐車場のタイヤ止等や少しの段差が不安。
- 駅やビルの階段が苦手。一段、一段、段差がわかように、端に濃い色でラインがあればわかりやすいですが、ないと同色なので段差が判りにくく、特に降りるのが困難。
- エレベーターは見つけるのが大変で、乗った場合、階のボタンが見えにくいときがある。
- 視野が狭いため、前から歩いてくる人や、自転車に直前まで気付かないときがある。
- 小さいもの、硬貨など落としたとき見つけるのに時間がかかる。
- 視力は両眼とも0.02~0.03で矯正が難しく、合う眼鏡がありません。
そして、現在一番つらい症状が、スッキリ感がないことです。
鮮明感がなく、表現が難しいのですがザワザワとした感じがあるそうです。
どのような見え方かというと、例えば食品を保存するときに使用する「ラップ」をクシャクシャに丸めた後、もう一度広げると無数のシワがあり、その曇ったような濁ったようなラップを透して物を見ているみたいで、かすかに振動しているように見えるそうです。
今回ご紹介する相談者の方もそういう見え方が約1日おきにあるそうです。
私とよく似た見え方です。
何故このような症状になるのでしょうか。
薄暗い所が少しは見えるようになりたい、視力もよくなりたい、そんな気持ちで一杯ですが、一番はそのザワザワとした感じの見え方を何とかならないかとご相談を受けました。
これらは、今年の5月に和歌山から来られた男性(50歳)さんの症状と相談内容です。
奥様とご一緒に来店されました。
20歳の頃に「網膜色素変性症」と診断されました。
高校3年生の頃から薄暗いところが見えにくいと自覚していたのですが、病気とは思わず生活にも支障がなかったので病院に行かなかったそうです。
20歳を過ぎたとき麦粒腫(ものもらい)が少し悪化して眼科に行き検査で網膜色素変性症がわかったそうです。当時は両親が心配して大きな病院を数件行ったそうですが、情報もほとんどなく、
という言葉をもらうだけだったそうです。現在も有効な治療はありませんが、10年、20年先には新しい治療薬や治療法が確立しいることを切に願っています。
40歳頃までは、さほど不自由なことはなく生活面でも困ったことは無かったそうですが40歳を過ぎてから上記のような症状が現れてきたそうです。
私とよく似た症状(見え方)だからといって私が飲用している漢方薬をWさんも飲用すればよい訳ではありません。
Wさんの体質や生活環境、性格的なこと、そして過去に飲用された漢方薬や健康食品、現在飲用されている漢方薬等、それらをどれくらいの月日、年にわたり飲用されていたのかを細かくお聞きして判断させていただきました。
Wさんは非常に良い漢方薬を飲用されていたのですが、ストレスなどで生じた活性酸素や目の酷使、睡眠不足、飲食の不摂生で生じた炎症などに適したもの、常に活性化を目的としたものが不足していましたので、漢方薬と健康食品をご紹介させていただきました。
健康食品はルテインとDHAが配合されたものですが、内容量が多く、ルテインが1日量60mg、DHAが1日量900mgも配合した健康食品があります。
多分他社にはない内容量です。
ルテイン、DHAとも目によい成分で、私の病気にはこれくらいの量は必要だと思います。
実際、私も5月から飲んでいますが、今まで飲用してきたものを多く飲むよりも一度で、ルテイン60mg、DHA900mgが摂れる方が体感度は違いました。
Wさん冷はえ症がきつく、胃腸も弱いので、それらに適した漢方薬をご紹介しました。
Wさんは長年、網膜色素変性症に対して基本的な漢方薬を飲用されていました。
この病気にはもちろん漢方薬は重要ですが、栄養素など物質面での不足は漢方薬で補いきれません。
長年、自己が体験することで私なりにわかってきました。
また、目の病気だからといって、目に関係するものも大切ですが、まずは素体を正すことがとても重要です。
その後、6月に同じ商品を送りました。
そのときは何も変化はなかったそうですが7月の初旬から、足の冷えが若干弱まり、目のザワザワ感が1日おきだったのが3日に1日ぐらいになったそうです。
すごく気持ちが楽になったそうです。
薄暗いところが見えやすくなったわけでもありませんし、視力が快復したわけでもありませんが、私たちの病気は少しでも調子の良い日が続けば、すごく気持ちが楽になりストレスも和らぎ、前向きになれるみたいです。
Wさんは「まさに、くもり時々晴れですわ。晴れを少しでも多くなるようにと思っています。そして少しでも進行が遅くなり、願わくば少しでも快復を目指してがんばります。」とお話されていました。
遠方の方は、お電話下さい。
お話だけでもかまいません。気持ちが楽になりますよ。